ロッジア
敷地内で行われたさまざまな改修がこのスペースに大きな影響を与えました。 中でも、噴水が撤去されたことは大きな変化でした。 幸いなことに、かつての所有者の協力のおかげで、ここからかなり離れたジローナ県に位置する家の庭にあった噴水を後に取り戻すことができました。 復元されて元の機能を回復し、元の場所に設置されています。
このロッジアについては多くを語ることができますが、まずは腰をかけてお楽しみください (男性の会話と噴水からの水の音が流れます)。水のせせらぎを聞きながらリラックスしてください。それでは、この周りに建物はなく、元来の庭とカスケードがあるだけ、と想像してみてください。尚、カスケードについては後ほど説明いたします。 噴水に設置された金属製の蜘蛛の巣が見えますか? 太陽の光がこの網目に差し込むと、どうなったと思いますか? また、この水はもともと、どこから来たのでしょうか?
アントニオ・ガウディは自然をこよなく愛していました。それについてはもうお話ししましたね。けれども、カサ・ビセンスでは、自然からインスピレーションを得ていただけでなく、それを再現しています。 太陽光線がこの蜘蛛の巣を通過すると、虹色が映し出されました。 そして、当時カスケードを流れていた水は貯留槽に貯められていた雨水です。 若き日のガウディの着想や技術はお見事としか言いようがありませんね。
しかしながら、このロッジアは非常に快適なスペースですが、簡単に家に入ることができるという難点があります。 そこで、安全性確保のため、鉄柵により侵入を防ぐためのメカニズムが扉に隠されていたことが想像されます。 ガイドにそれを見せてもらうことができます。
さらに、吊るし雨戸は、ロッジアとダイニングルームに入る光と空気の循環を調節する役割を果たしています。
それでは再びリラックスして、水の音に耳を傾け、自然を模倣した要素が見て取れるガウディの他の建物を思い浮かべてください。¿それはガウディのすべての作品について言えるのではありませんか? カサ・ビセンスはその最初の作品なのです。
見学を継続するには、ダイニングルームに戻り、左側にある喫煙室にお進みください。 音声ガイドの写真をてがかりに、場所を確認していただけます。